『マンガで入門! 管理会計が面白いほどわかる本』森岡寛、紅乃香菜
本の目次
プロローグ なんで私が大阪のエリアマネジャーに! ?
第1章 正しい売上、正しいコスト、正しい利益って?
第2章 本当に儲かっている商品はどれだ?
第3章 在庫と経費を絞るだけでは利益は増えない
第4章 売上アップの秘訣は、客数と客単価にあり
第5章 表向きは黒字の貢献店舗、でも、実態は?
第6章 目先の利益を追うだけでは成長できない
エピローグ まさかのセカンドキャリアがスタート
マンガで管理会計がわかる
本書は、管理会計についてマンガでわかるようになっている本です。
主人公の桐谷あかりが、管理会計を理解していく過程を通して、会計についてわかるようなストーリーと説明になっています。
これから、会計を学びたい方が読まれると、楽しみながら学べる本ですね。
以下では、マンガ以外の部分を紹介しておきます。マンガやストーリーを知りたい方は、本書を読んでみてください。
店長のためのお店の数字管理
「店長のためのお店の数字管理
【変動損益計算書】店長としてのお店の業績を把握する上で重要なのが「変動損益計算書」を使って数字を把握・管理することです。
損益計算書との違いは、店舗の運営がでかかる経費を1変動費(売上の増減に応じて増減する経費)と2固定費(売上の増減に関係なく発生する経費)に区分することです。」(p.38)
変動損益計算書で、店長として店舗の業績を把握する
変動費と固定費で、費用を分ける。
こうしておくと、固定費で必ず必要な費用がわかって、売上が上がった分でどれだけ費用がかかるかもわかりますね。
分けていないと、わかりにくいところがあります。
まずは、ここは、やっておきたいところですし、把握しておきたいところです。
PI値
「お客様が何を買ったのかを指し示す指標として、小売業でよく使われるのが「PI値」です。
PIとはPurchase(購買)、Index(指標)の略称です。PI値では、レジ通過1000人の顧客のうち何人がそのその商品を購入したのかを算出します。
PI値 = 購買点数 ÷ 来店客数 × 1000」(p.110)
お客様が何を買ったのか
この値が高いものが、よく買われているということがわかるということですね。
売れ筋がわかるということになるかと思います。
本書では、さらに既存顧客と新規顧客で、どういう商品が売れているかといったこともわけられていました。
こうすると、どういう人が買っているのかを知る手がかりになりますね。
取り入れたいと思ったこと
数字から考える。これができると、現状どうなっているかを把握できて、どうすると良いのかのヒントが得られる。
本書を読んでみると、そういうことがわかりますね。
どうやって会社の数字を把握して改善すると良いかを知るのに良かったです。
あわせて読みたい
『企業経営の要諦 稲盛和夫経営講演選集 第6巻 』稲盛 和夫
『企業経営の要諦 稲盛和夫経営講演選集 第6巻 』稲盛 和夫 - ビジネス書をビジネスのチカラに
こちらの本は、稲盛和夫氏が、経営の要諦ということで、会社の数字などについても講演されているものをまとめた本です。
経営の要諦ということで、経営において大切なことが書かれています。
経営や会社の数字を知りたい方は、合わせて読んでみてください。
『マンガで入門! 管理会計が面白いほどわかる本』森岡寛、紅乃香菜
マンガで管理会計の基本がわかる本です。
マンガのストーリーがあるので、読みやすいです。
押さえておくと良いことも、頭に入りやすいと思います。
途中に、用語の説明などもあるので、理解しやすいでしょう。
管理会計、会社のお金、こういったことを、これから学びたい方が読まれると、良いですね。
おすすめ度
★★★★☆
「マンガで入門」とあるように、マンガで管理会計について書かれています。
主人公の桐谷あかりが、会社やお店の問題を解決していくストーリーで管理会計がわかります。
会社の数字や管理会計を学びたい方が読まれると参考になると思います。
おすすめしたい方
管理会計をこれから学びたい方。
ビジネスパーソン。
『マンガで入門! 管理会計が面白いほどわかる本』森岡寛、紅乃香菜
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
変動損益計算書で、店長として店舗の業績を把握する
変動損益計算書を使う