『「メジャー」を生みだす』堀田 純司
「メジャー」を生みだす マーケティングを超えるクリエイターたち 角川oneテーマ21
- 作者: 堀田純司
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
「メジャー」なものを生みだすには?
これからの時代にメジャーなものを生み出すには、どうしたら良いのか?
ということが本書のテーマです。
第一線の漫画家、アーティスト、バンドなどに編集者の堀田氏がインタービューしています。
今という時代を垣間見られて、そしてこれからの時代についても考えることができ、興味深く読むことができました。
▼ ここに注目 ▼
「現代では、お客さんもまたバンドの姿勢をよく見ているそうだ。CDにしても、誰か大人が片手間でつくって「はいどうぞ、これ買ってください」というようなものは売れない。」(p.160)
姿勢を見る時代
作り手の姿勢を見る時代というのがあるのでしょう。
それだけではないと思いますが、どういう姿勢や想いで作っているのか。
そういうところを見て、共感するかしないか。
感じとっているところがあるのでしょうね。
安全圏を探している
「今みんなそんな風に楽というか、自分はなるべく努力しないで安全圏にいてすむ立場を探している気がします。」(p.97)
ダメな自分からすごい人を否定する
非モテなどのダメ自分からモテる人を否定する。
そういう場所にいると、否定されない、批判されにくいから、その場にいる。
そんな「安全」な場所を探している人もいるのではないかということです。
安心できる場所がないから、どこかに作りたい。
そこで、自分の立場、立ち位置、キャラなどで、そういう場所を作っている。
そんな人が増えているのかもしれません。
▼取り入れたいと思ったこと
「普遍的な原理を見つけ、それを基準につくる」(p.242)
アニメ監督、演出家、谷口悟朗氏の手法は、このような感じだということです。
時代を感じつつ、時代で変わらないもの見つけ、そこから創作の発想を得る。
こうすると、ヒットしやすいというのもあるでしょうけれど、世代を超えられるところもありますし、長い期間評価されるところがあるでしょう。
わたしも原理を見つけて、作っていきたいと思いました。
「メジャー」を生みだす
第一線の漫画家、アーティスト、バンドなどに編集者の堀田氏がインタービューしています。
今の時代というものを垣間見ることができます。
そこからどうやってメジャーなものを生み出すか。
考えるヒントになるはずです。
▼ あわせて読みたい ▼
『ヒットの正体 1億人を動かす「潜在ニーズ」の見つけ方』山本康博
ヒットの正体 1億人を動かす「潜在ニーズ」の見つけ方 "そうそう、それが欲しかった"
- 作者: 山本康博
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2014/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
『超入門 コトラーの「マーケティング・マネジメント」』安部 徹也(著)
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
▼ おすすめしたい方 ▼
マーケティング担当者。
メジャーなものを生み出したい方。
★『「メジャー」を生みだす』堀田 純司
「メジャー」を生みだす マーケティングを超えるクリエイターたち (oneテーマ21)
- 作者: 堀田純司
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/12/09
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
★【今日の「本をチカラに!」
普遍的な原理を見つけ、それを基準につくる
⇒ 普遍的な原理を見つけ、それを基準につくっていますか?