『リーダーの本棚』日本経済新聞社 (編集)
本の目次
1 考え抜く力が身についた一冊(永守重信・日本電産代表取締役会長兼社長CEO―信ずる通りになるのが人生
奥田務・J・フロントリテイリング会長(現相談役)―自ら変化し続ける姿勢学ぶ
大坪清・レンゴー社長―古典を通じて経営哲学を磨く ほか)
2 先人の知恵で世界を広げる(泉谷直木・アサヒグループホールディングス社長兼CEO―自分の考え方を練り上げる
古森重隆・富士フイルムホールディングス会長兼CEO―現実を見据える勇気に共感
奥正之・三井住友フィナンシャルグループ会長―指導者と国家のあり方学ぶ ほか)
3 自分を変える若き日の出逢い(田中良和・グリー社長(現代表取締役会長兼社長)―人生の答え、自分で描こう
日比野隆司・大和証券グループ本社社長―苦難を乗り越える人に共感
石井茂・ソニーフィナンシャルホールディングス副社長―資本主義社会の本質を考える ほか)
人の本棚
人の本棚は、気になったりしますよね。
本書では、リーダーのほんだなということで、経営者などのリーダーがどんな本を読んできたのか、といったことがわかります。
リーダーでなくても、参考になる本があると思うので、本を選ぶ参考にしてみると良いと思います。
ここに注目・言葉・名言
キッコーマン名誉会長、日本生産性本部会長 茂木友三郎
『現代の経営』ピーター・F・ドラッカー
「ドラッカーのこの本はあまりにも有名ですが、大学3年のころに読み、非常に面白い本だと思いました。」(p.237−238)
「いちばん印象に残っているドラッカーの言葉は、「企業の重要な役割の一つは、人々の持つ欲求を有効需要に変えること」。人々が買いたいと思うような品物をつくれといっているのです。市場を創造する。需要を創造する。」
(p.238)
市場、需要を創造する
キッコーマンの名誉会長の茂木友三郎氏の座右の書の一冊は、ドラッカーの『現代の経営』だそうです。
需要の創造、市場の創造、顧客の創造。
こういうことが、事業の目的だと、ドラッカーは言っていますね。
ここができれば、あとは、利益を出せれば、基本的には企業は存続できます。
顧客の創造、需要の創造。大切なことですね。
現実を見据える
富士フイルムホールディングス代表取締役会長兼CEO 古森重隆
『第二次世界大戦』(全4巻)ウィンストン・S. チャーチル
「「人間は事実を見なければいけない。なぜなら事実が人間を見ているからだ。」というチャーチルの言葉があります。事実とどう向き合うかに、その人の人間性が反映する。いわば実力を映す鏡だというわけです。」
(p.96−97)
事実を見る
富士フイルムホールディングス代表取締役会長兼CEOの古森重隆氏は、チャーチルの『第二次世界大戦』が、座右の書の一つだそうです。
そして、事実を見ることの大切さを言われています。
たしかに、事実を見るというのはむずかしいですね。何が事実なのかもよくわかりません。現実を見るというのは、今を知るということで大切だと思います。
そこから、未来を作っていくということになりますから。
事実を見て、そこからどうしたいのか。これを考えると良いのでしょうね。
取り入れたいと思ったこと
わたしも読んでみたいと思う本がありました。まずは、それらを読んでみたいと思います。
リーダーは、やはり本を読んでいるというのはありますね。
それぞれ読んでいる本は違えど、本質的な大切なことを書かれているものを読んでいる。
そんな印象を持ちました。わたしも、そういう本を読みたいですね。
あわせて読みたい
『世界のエリートに読み継がれているビジネス書38冊』
グローバルタスクフォース
世界のエリートに読み継がれているビジネス書38冊 読み継がれているビジネス書が紹介されています。 なぜ、読み継がれているのか。ポイントはどこかがわかります。 ここからさらに気になったビジネス書を読んでみると良いですね。
『世界のエリートに読み継がれているビジネス書38冊』 - ビジネス書をビジネスのチカラに
読み継がれている定番のビジネス書が紹介されています。
ビジネス書を中心に定番の本を知りたい方は、こちらも合わせて読んでみて
ください。
『リーダーの本棚』日本経済新聞社 (編集)
リーダーの本棚ということで、リーダーが読んできた座右の書を紹介されています。
様々なリーダーの方が、様々な本を紹介されています。
それらから、自分が読んでみたい本を読んでみると良いですね。
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
リーダーが読んできた座右の書が紹介されています。
様々な本が紹介されています。
どんな本を読んだら良いのかの参考になると思いますので、読んでみてください。
おすすめしたい方
本を読みたい方。
経営者、ビジネスパーソン。
『リーダーの本棚』日本経済新聞社 (編集)
今日の「ビジネス書をチカラに!」
市場、需要を創造する
本質的な大切なことを書かれた本を読んでいますか?