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『会社のお金を増やす方法』9割の経営者が知らない。山田 直輝


公認会計士の山田直輝氏が、会社のお金を増やす方法について書かれています。

お金を増やすというより、お金を残すという話と言えるでしょうか。

 

『9割の経営者が知らない 会社のお金を増やす方法』山田 直輝

『会社のお金を増やす方法』の目次

第1章 経営力を鍛えて会社のお金を増やす(あなたの会社の預金残高はいくらありますか?/童話『3匹の子豚』で会社の経営のステージを知る ほか)

第2章 税金力を鍛えて会社のお金を増やす(税金は、会社員は前払い社長は後払い/知っているようで知らない法人税の仕組みを押さえる ほか)

第3章 税金力をもって鍛えて社長とパートナーのお金を増やす(社長のお金を増やす/役員報酬を決めて節税する ほか)

第4章 財務力を鍛えて会社のお金を増やす(借金の無限ループからの脱出方法/財務力向上のために覚えておくと良い便利な数字 ほか)

付録 お金を残す税理士を選ぶ(お金を増やす提案&話しやすさ/記帳の速さ&ITリテラシーの高さ ほか)


『会社のお金を増やす方法』のここに注目・言葉・名言

「売上高をいかに上げるか、経費をいかに下げるか、税金をいかに下げるか、返済元本をいかに下げるかが現金預金を増やす方法なのです。」(p.27)


現金預金を増やす方法

これら、4つが、現金預金を増やす方法ということです。

その通りなわけですが、これらをどう行うか。

本書では、とくに、後ろの3つについて書かれています。

このあたりに興味がある方が読まれると、参考になると思います。

売上目標とともに、現金目標を立てる

「現金預金の目標額を蓄えるには、次のように、貯めたい現金預金額から「逆算して考える」ことが必要になります。

1 1年後に増やしたい現金預金の金額を決める
2 1年間の返済する元本を計算
3 おおまかな法人税等の金額を計算
4 おおまかな経費の金額を計算」(p.180)


残したい現金預金から逆算して考える

このように、残したい現金預金から逆算して考えていくということです。

そして、そこから売上目標も概算で出てくることになりますね。

あとは、どうやってこの売り上げを達成するかを考えていくということになります。

ここがそう簡単ではないわけですが、本書では、ストック収入などについても書かれているので、そのあたりも、考え方の参考にはなるかと思います。

『会社のお金を増やす方法』を読んで思ったこと

9割の経営者が知らないというのはオーバーかなと思わなくはないですが、知らないで経営を行うと、失敗しやすいと思いました。

知っていても、結局、売り上げが立たないと、うまくは行かないので、本書のようなある意味「守り」を知って、どうやって、売上を増やすのかの「攻め」などを知って、実行できると、違っていくと思います。

あわせて読みたい

『スタートアップ企業の経営管理を学ぶ』藤浦 宏史

 

 

こちらは、スタートアップの経営管理について書かれています。
小さく始めて、大きくしていく際に、どのような経営管理が必要となるのかがわかります。

『9割の経営者が知らない 会社のお金を増やす方法』山田 直輝

おすすめ度

★★★★☆

会社のお金を増やす方法、会社にお金を残す方法について書かれています。
わかりやすく書かれているので、このあたりを知りたい方が読まれると、理解しやすいと思います。

おすすめしたい方

会社にお金を残したい方。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

売上高をいかに上げるか、経費をいかに下げるか、
税金をいかに下げるか、返済元本をいかに下げるか

会社にお金が残っていますか?