『ジョナサン・アイブ』リーアンダー・ケイニー
Appleのデザイナー
Appleのデザイナー、ジョナサン・アイブ氏についての著書です。
iMac、iPhoneなどのデザインを手がけてきたジョナサン・アイブ氏。
そのジョナサン・アイブ氏が、どのような仕事の仕方をしているかなどについて書かれています。
自伝ということではないですが、様々な人へのインタビューなどとともに書かれているので、ジョナサン・アイブ氏やAppleに興味がある方が読まれると、興味深く読むことができるでしょう。
▼ ここに注目 ▼
「ジョニーはあるものに強く惹かれるようになった。アップルだ。高校まではコンピュータに愛着を感じたことは一度もなかった。コンピュータが生活のあらゆる面で役立つことは明らかだった。その流れはますます加速していが、ジョニーは自分をテクノロジー音痴だと思い込み、不満と焦りを感じていた。大学生活も終わりに近づいたそんなときに出会ったのがマックだった。」
(p.57)
マックとの出会い
「その劇的な瞬間を今でもはっきりと覚えている。作った人の気持ちが伝わったんだ。」と、ジョナサン・アイブ氏は言っています。
Macとの出会いで、のちのAppleへの入社につながっていくのでしょう。
入社までの流れも、書かれています。すぐに入社というわけではなかったようですし、入社後もすぐに思ったような仕事ができたわけではないということがわかります。
ジョニーは企業で成功できる人間だった
「ジョニーは企業の中で成功できる人間だった。延々と続くミーティングに終わりまで付き合い、自分のデザインを形にするために中間管理職と闘うこともいとわなかった。」(p.138)
企業で成功できる人間
デザイナーというと、クリエイティブなことには興味があるけれども、会議はあまり好きではないというイメージがあります。
(会議が好きという人はいないかもしれませんが。)
しかし、ジョナサン・アイブ氏は、デザインだけをして終わり、という人間ではなかったようです。
自分のデザインしたものを形にするために、会議や上司ともなんとかうまくやっていこうとする人のようです。
なかなかできないことではないでしょうか。デザインができるというだけではないところも、ジョナサン・アイブ氏の特徴と言えるように思います。
▼取り入れたいと思ったこと
シンプルさを追求していく。
これが、その後のアップルの姿勢です。
複雑さをシンプルさに置き換える。
これは、力を集中するために必要なことのように思います。
わたしも取り入れたいと思いました。
ジョナサン・アイブ
Appleのデザイナー、ジョナサン・アイブ氏。
その仕事や生い立ちなどについて書かれています。
ジョナサン・アイブ氏やAppleに興味がある方が読まれると、興味深く読むことができると思います。
▼ あわせて読みたい ▼
『スティーブ・ジョブズ I』ウォルター・アイザックソン(著)
『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』ケン・シーガル(著)
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
▼ おすすめしたい方 ▼
ジョナサン・アイブ氏に興味がある方。
ビジネスパーソン。
★『ジョナサン・アイブ』リーアンダー・ケイニー
★【今日の「本をチカラに!」】
シンプルさを追求していく
⇒ あなたが追求していることは?