『「移動」の未来』エドワード・ヒュームズ
本の目次
序文 300万マイルの通勤
第1章 朝のベル
第2章 缶のなかの幽霊
第3章 朝のコーヒー
第4章 1週間に旅客機4機
第5章 13日の金曜日
第6章 ピザ、港、そしてバレンタイン・デー
第7章 物流レディース
第8章 エンジェルズ・ゲート
第9章 バレエの動き
第10章 最ラ スト・マイル後の1マイル
第11章 交通のピーク
第12章 楽園のロボット
第13章 未来の扉
「移動」の未来は、どうなるのか?
移動や運送などの未来はどうなるのか。
最近では、自動運転車の話題などが出てきています。
果たして、移動の未来はどうなるのか、といったことが本書では書かれています。
アメリカの車社会
「車が社会におよぼす巨大な影響力は、我々がどこで、どのように暮らすかということさえ左右する。アメリカは、車での移動や駐車が容易で、その利便性も高く、人々が車に依存できる環境をつくりあげてきた。アメリカ国内には、デラウェア州とロードアイランド州を合わせた広さを隅から隅まで覆うほどの駐車スペースがある。国内のすべての車に8台分のスペースがある計算になり、都市中心部の密集地の空きスペースの約30%が駐車場になっている。」
(p.103)
アメリカにおける自動車
本書は、アメリカの話が中心なので、車が大きく取り上げられています。
そして、上記のような話を読むと、アメリカの車に依存している社会というものが、わかりますね。
通勤もかなりの割合が、自動車通勤ということが、他のページで書かれていました。
都市部では電車通勤が多い日本とは違っているというのがわかります。
そう考えると、アメリカで車が変わると、社会が変わるということにもなる
のでしょう。
とくに、自動運転車は、インパクトが大きそうですね。
自動運転車、自動運転技術
「完全な自動運転技術をいつでも利用できるようになれば、安全性が向上することは明らかだ。ロボットは飲酒運転をしないし、不注意運転もしない。
ハンドルを握ったまま居眠り運転をすることもなければ、スピード違反をすることもない。不意にセンターラインを越えることも、一時停止の標識や赤信号を無視することもない。交通事故死や負傷のおもな原因は、あっさり消えてしまうだろう。」(p.330)
自動運転車、自動運転技術で、交通事故死や負傷のおもな原因が消える
まだ、技術的に未熟だからでしょうか、自動運転車、自動運転技術には、不安を感じるというのはありますね。
しかし、もっと精度が高まれば、交通事故死や負傷のおもな原因が消えるというのはあるでしょう。
もちろん、実用化するには、技術だけではなく、法整備なども必要でしょうけれど、自動運転技術、自動運転車が大きな変化になることは確実のように思います。
アメリカでは、交通事故死や負傷が多いということです。
こういったものが、自動運転車などで減れば、車の未来、社会も変わりますよね。
思ったこと
最近では、ドローンも話題ですね。
こういった新しい技術、ロボット関連の技術が、これから移動の未来にも影響していくのだろうと思います。
それは、いきなり変わるというものではないかもしれませんが、20〜30年後には、変わっているというものなのでしょう。
長期的な影響を考えると、今から知っておくと良いことだなと思いました。
あわせて読みたい
『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す』
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こちらは、ドローンの話です。
ドローンも、運搬に関して関係してきますよね。
ドローンに興味がある方は、こちらも合わせて読んでみると、これからどんな影響があるかを知るヒントになると思います。
『「移動」の未来』エドワード・ヒュームズ
この記事では、車を中心に取り上げましたが、他にも海運などについても書かれています。
もちろん大きな部分では、車、自動車の話がありますが。
移動は、人間の活動の大きな部分だろうと思います。
その変化は、経済や社会に大きなインパクトがありますよね。
移動の未来に関して、興味がある方が読まれると良いですね。
おすすめ度
★★★★☆
移動の未来ということで、車がこれからどうなっていくのかといったことが書かれています。
自動運転車などの影響がこれからどうなるのかなどを考えたい方が読まれると参考になると思います。
おすすめしたい方
移動の未来を考えたい方。
ビジネスパーソン。
『「移動」の未来』エドワード・ヒュームズ
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
自動運転車、自動運転技術で、交通事故死や負傷のおもな原因が消える
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