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【書評・感想】『想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック』佐渡島庸平


編集者のフィードバックということで、アウトプットを引き出すフィードバックなどについて書かれています。

アウトプットを引き出したい人に、参考になることが見つかると思います。

想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック

想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック

  • 作者:佐渡島庸平
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
Amazon

『想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック』佐渡島庸平

『想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック』佐渡島庸平

『想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック』佐渡島庸平

目次

序章 アドバイスから感想へ
第1章 「感想」で伝えるフィードバック
第2章 感想にも「型」がある
第3章 感想の軸となる「理想と基準」
第4章 感想を歪ませるもの
第5章 感想の磨き方
第6章 感想が伝わる「前提」を整える
第7章 「雑談」から始める
第8章 「伝わる」とは何か

『編集者のフィードバック』のここに注目・言葉・名言

「アドバイスをすると、その通りにしか動かない。アドバイスは、指示に近い。
それよりも、その状態から連想した自分の体験を話す。すると、それを受けて、相手も連想する。具体的な指示に近いアドバイスには余白がなくて、聞いてしまった相手は主体的に動けなくなる。もっと余白がたくさんある感想であれば、聞いた相手がその余白を埋めた時に主体的に動ける。そして、こちらが想像もしないようなことを行う余地が生まれる。使役的な関係ではなく、中動態的な関係を築くためには、アドバイスにならない、感想を言う必要がある。」
(p.010)

アドバイスより感想

アドバイスより感想を言うとのこと。

これは、編集者でもそうなのでしょうし、上司部下などだと、さらにそうかもしれません。

アドバイスだと、自分で考えて動かなくなってしまう可能性もありますね。

指示であれば、なおさら。

感想だと、相手は、自分で考える余地があって、自分で考えて動く可能性が出てくるということになりやすそうです。

体験を伝える

「ストーリーをどう組み立てるか、具体的にどう直すかは作家の領域だ。
編集者がすべきなのは、読者としてどう感じたかという「体験」を伝えること
に尽きる。「ここが読みづらかった」と伝えれば、作家の側から「じゃあ、
こう直したらどうだろう?」と解決策が出てくる。その解決策は、
僕が考えた浅い代案よりも、ずっと作品の意図に沿った素晴らしいものになる。

ビジネスの会議でも同じかもしれない。「反対意見には代案を」と迫る
のではなく、なぜ自分がそこで立ち止まっているのか、その「モヤモヤ」を
言語化して共有する。そうすると、相手も一緒に考え始め、そこから対話が
生まれる。」(p.49)

自分の体験を伝える

自分の体験を伝えるということですね。

感想もその一つだと思いますし、過去の自分の話もそうかもしれません。

そこから、対話になって、相手が改善策を考え始めることもある。

自分の感想や体験の共有。

そこから、対話や共同作業になりやすいということなのだと思います。

取り入れたいと思ったこと

「感動は、たった一度のインパクトでは生まれない。
繰り返し登場するモチーフや、物語の中にあるリズムの積み重ねが、読者の内側にじわじわと感情を育てていく。僕が影響を受けた作家のひとりに、ミラン・クンデラがいる。
彼はクラシック音楽の出身で、小説を書くときにも音楽の構造を大切にしていた。
あるテーマが現れ、繰り返され、少しずつ形を変えて展開していく。その構成によって、読者の中に印象が深く刻まれていくという考え方だ。僕も、作品の演出を考えるとき、この感覚を大事にしている。どのシーンを印象に残すかだけでなく、そこに至る構成やモチーフの繰り返しが、全体としてどんな感情の流れを生み出しているか。作家と話すときには、そうした感情の設計まで一緒に考えていく。」
(p.097)

 

感動は、インパクトだけだと、なかなか生まれにくいのかもしれません。

まあ、スポーツとかだとまた違うと思いますが、それでもそこに至るまでの過程が
あると、さらに感動しますよね。

何度も繰り返されることで、感動も変わるのでしょうね。

あわせて読みたい

『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』古賀史健

www.biztikara.com

こちらは、取材・執筆・推敲 書く人の教科書ということで、書くための考え方などが書かれています。
何かを書きたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

『想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック』

想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック

想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック

  • 作者:佐渡島庸平
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
Amazon

おすすめ度

★★★★☆

『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を手掛けた編集者がたどり着いた、
伝わるフィードバック術ということで、アウトプットを引き出すようなフィードバックなどについて書かれています。
編集者でなくても、参考にできる部分があると思いました。

おすすめしたい方

ビジネスパーソン。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

アドバイスより感想

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