『ハーバード あなたを成長させるフィードバックの授業』ダグラス・ストーン,シーラ・ヒーン
自分を成長させる
自分を成長させるために、どういうことが必要か。
フィードバックをうまく受け取れるようになることで、成長に活かすことができる。
本書では、フィードバックの受け取り方などについて書かれています。
▼ ここに注目・言葉・名言 ▼
「あなたと上司の会話、そしてあなたと同僚の会話から、「フィードバック」という言葉には3種類の使い方があるとわかる。それは、感謝、指導、評価だ。いずれも、大事な目的を果たし、使う人のニーズを満たすのは同じだが、それぞれに使うにあたっての難しさがある。」(p.31)
フィードバックの3つの種類:感謝、指導、評価
フィードバックには、感謝、指導、評価の3種類があるとのことです。
意味はそのままですが、仕事上では多くの場合は、評価や指導が多いのではないでしょうか。
そして、これらには、適切な使い方があるということで、本書では、この3つのフィードバックの使い方などについて書かれています。
フィードバックの目的を一致させる
「フィードバックのタイプは、与える側と受けとる側の目的が一致していないときに混同される。解決するにはどうすればいいか?フィードバックの目的を話しあえばいい。当たり前のことだと思うかもしれないが、どれほど優秀で良識がある人でも、この話し合いをせずに一生を終えることはある。」(p.47)
フィードバックの目的を話し合う
フィードバックの目的を話し合う。なかなかしないことかもしれません。
仕事ではこういった話し合いは行われるかもしれませんが、プライベートで行うことは、あまりないのではないでしょうか。
得たいフィードバックと与えられるフィードバックがずれていると、うまく受け取れないということになってしまいます。
そうならないように、フィードバックの目的を話し合うということです。
取り入れたいと思ったこと
人間関係を「システム」と考えるということが書かれていました。
フィードバックのあるシステムとして考えてみると、インプットやアウトプットなどを考えるときに、考えやすいですよね。
わたしも、そんなふうに考えています。こういう視点を持っておくと、人間関係も違ってきますね。
あわせて読みたい
『話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話』
ダグラス・ストーン(著),ブルース・パットン(著),シーラ・ヒーン(著),
ロジャー・フィッシャー(その他)
話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」
- 作者: ダグラス・ストーン,ブルース・パットン,シーラ・ヒーン,ロジャー・フィッシャー,松本剛史
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
同じ著者が書いている本です。会話術がわかります。
こういう会話ができると、成果が出やすいでしょう。合わせて読んでみて
ください。
きっと、参考になるはずです。
『ハーバード あなたを成長させるフィードバックの授業』ダグラス・ストーン,シーラ・ヒーン
他人からのフィードバック。うまく受けとることができれば、自分の成長に活かすことができますよね。
逆に、うまく受け取れないと、なかなか成長できないかもしれません。
自分に必要なことが、自分でわかって、自分で何とかできれば、他人からのフィードバックは必要ないかもしれませんが、そういう人は、あまり多くはないのではないでしょうか。
そうなると、フィードバックをどう受けとることができるかは大切ですね。
フィードバックについて考えたい方は読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆(★4.5)
他人からのフィードバック。うまく受けとることができれば、自分の成長に活かすことができますよね。
本書では、そのフィードバックの受け取り方や伝え方について書かれています。
自分を成長させたい方が読まれると、参考になると思います。
読んでみてください。
おすすめしたい方
フィードバックについて考えたい方。
自分を成長させたい方
ビジネスパーソン。
『ハーバード あなたを成長させるフィードバックの授業』ダグラス・ストーン,シーラ・ヒーン
今日の「ビジネス書をチカラに!」
フィードバックの3つの種類:感謝、指導、評価
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