⇒『グッドワークス!』
フィリップ コトラー,ナンシー・R.リー,デビッド・ヘッセキエル

- 作者: フィリップコトラー,ナンシー・R.リー,デビッドヘッセキエル,Philip Kotler,Nancy R. Lee,David Hessekiel,ハーバード社会起業大会スタディプログラム研究会
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2014/09/12
- メディア: 単行本
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社会を良くして、業績も伸ばす
善意の仕事、社会を良くするような仕事をして業績も伸ばす。
本書は、そのような仕事、ビジネスのやり方や考え方について書かれています。
コーズ(社会的意義)を達成しつつ、業績も伸ばしていく。
そのような方法について書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「最近の消費者は、ブランドがどのようにマーケティングされているか関心を持ち、注目している。消費者は、社会的取組みとは関係なく単にブランド選好を高めようとするマーケティング手法(人気稼ぎのコマーシャル戦略)よりも、自分が好感や親近感を抱いている社会的課題を支援しているマーケティング手法を好意的にとらえる。」
(p.16)
消費者は社会的意義を実現することに好感する
最近の消費者は、社会的課題を解決するための支援をするようなマーケティング手法を好意的ということです。
この傾向は、少しずつ強くなっているのかもしれません。
そう考えると、コーズを達成しつつ、消費者に好感を持たれるということは可能と言えるでしょう。
課題取組みの選択
そうは言っても、課題はなんでも良いというわけではなく、自社の商品やビジネスに合ったものを選んだほうが、業績にも好影響ですし、限られた時間、資源の中で取り組むには、成果をより大きくしやすいでしょう。
このため、どんな課題に取り組むのか選択することが大切になってきます。
基本は、自社の商品やビジネスに合っていて、相乗効果があるものということです。
このあたりについては、本書で考えるべき質問などが紹介されています。
それらの質問に答えてみて、選択すると良いですね。
グッドワークス
社会を良くする仕事をしつつ、ビジネスの業績を伸ばす。
その方法や考え方について、フィリップ・コトラー氏などが書かれています。
「グッドワークス」を行うには、どうしたら良いか?
このことを考える際に、参考になる一冊です。
読んでみてください。
▼ あわせて読みたい ▼
『コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則』

コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則
- 作者: フィリップ・コトラー,ヘルマワン・カルタジャヤ,イワン・セティアワン,恩藏直人,藤井清美
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/09/07
- メディア: 単行本
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▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
▼ おすすめしたい方 ▼
マーケティング担当者。
経営者。
★『グッドワークス!』
フィリップ コトラー,ナンシー・R.リー,デビッド・ヘッセキエル
★【今日の「本をチカラに!」
消費者は社会的意義を実現することに好意を感じる
⇒ どんな社会的課題に取り組みますか?