『大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか』タイラー・コーエン
機械の知能と仕事と所得
コンピューターが、これまでのそしてこれからの仕事をどう変えていくのか、そして所得がどう変わるのか、ということについて本書では書かれています。
いわゆるホワイトカラーの仕事や所得がどうなっていくか。それが本書のテーマです。
▼ ここに注目 ▼
「仕事の世界は、働き手にこれまで以上に多くの資格と能力を要求し、おおむね比較的少数の知的エリートにだけ高い給料を払いつつあるのだ。」(p.50)
知的エリートが高い給料を得る
博士号取得者や医学、法学、経営学の大学院修了者が、高い給料を得ているということです。
その他は、給料が減っている傾向があるとのこと。
格差が広がっていると言える。この原因の一つとして、コンピューターの普及があるということです。
では、どうすると良いのか?
高学歴を目指す、これが一つの方法ではあるでしょう。
しかし、それなりの年齢になってから、大学院にということだと、負担も大きい。
詳しくは本書を読んでもらうとして、一つの方法は、マネジメント層になるようにする、ということがありそうです。
これも簡単ではないかもしれませんが、専門職の大学院に一から入りなおすというよりは、難易度は高くはないのではないでしょうか。
▼取り入れたいと思ったこと
それなりの専門的な知識の必要性。
これが、本書ではわかります。
高度である必要はないかもしれませんが、仕事に必要となるそれなりの専門的な知識が必要になる。
成果を上げていくには、やはり必要なのでしょうね。
知識を増やしていきたいと思いました。
大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか
コンピューターの知能が、これから仕事と所得をどう変えていくか。
本書のテーマは、このようなことです。
コンピューターをどう活用すると良いのか。コンピューターの知能が上がっていくと思われるこれから、どのように働くと良いのか。
これからの仕事と所得について考えたい方が読まれると、参考になると思います。
▼ あわせて読みたい ▼
『ワーク・シフト — 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』
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▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
▼ おすすめしたい方 ▼
これからの仕事と所得について考えたい方。
ビジネスパーソン。
★『大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか』タイラー・コーエン
★【今日の「本をチカラに!」
知的エリートが高い給料を得る
⇒ これからの働き方をどう考えていますか?
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