『コンセプチュアル思考』好川 哲人(著)
『コンセプチュアル思考』の目次
コンセプチュアル思考ができる人とできない人
コンセプチュアルであるとは
コンセプチュアルスキルとコンセプチュアル思考
コンセプチュアル思考のモデル
コンセプチュアル思考が可能にすること
大局/分析の思考軸―木も森も見る
抽象/具象の思考軸―自由に考える
主観/客観の思考軸―自分の考えで決め、第三者の立場で見直す
直観/論理の思考軸―論理もひらめきも大切にする
長期/短期の思考軸―未来と現在を統合する
コンセプチュアルな行動
ビーイング・コンセプチュアル
コンセプチュアル思考
思考法というか、考え方はいろいろありますね。
本書では、コンセプチュアル思考ということについて書かれています。
コンセプト思考、ということですよね。
ただ、よくわかりにくいかもしれません。
コンセプチュアルであるとは
「コンセプチュアルであるとは、
「本質を見極め、本質を踏まえた思考や行動をしていること」
です。もう少し具体的に言えば、
「常に本質を見極め、本質を考慮した問題解決、意思決定、コミュニケーション
などを行なっていること」
だと言えます。」(p.34-35)
コンセプチュアルは、本質的であること
こうなると、コンセプチュアルは、本質的であることということでしょう。
では、本質とは?
「そのものとして欠くことができない、最も大事な根本の性質・要素」
(p.35)
ということです。
最も大事な要素が、本質ということです。
これでわかれば良いのですが、まだわかりにくいかもしれません。
構造的 + 概念的 → 本質
「構造的に捉えることでは、構造上大切な要素がどこにあるか分かります。」(p.72)
「次に、概念的に捉えることによって、概念的に大事な要素がどこにあるか
明確になります。」(p.73)
構造と概念を捉えると、本質に迫れる
構造、枠組みを捉える。そして、それらのだいたいの様子を捉える。
これで、本質に迫れる。
だから、本質は、構造的で概念的であるということ、だそうです。
つまり、コンセプチュアル思考は、構造と概念で捉えて、本質に迫ることだということですね。
まあ、これでも、わからないかもしれませんが、いずれにしても、大事な要素と構造、仕組みがわかると、だいたい本質に迫れるというのはあるでしょう。
仕組みと、そこから生まれる性質が分かっていれば、本質を理解している、と言えるのだろうと思います。
そして、本書では、そのコンセプチュアル思考を使って、考えていくということですね。
取り入れたいと思ったこと
「行き来」がコンセプチュアルスキルだ。
ということが書かれています。
これだけ言われても、なんのことやらと思うでしょうけれど、ここがわかると、さらに、本質に迫れると思います。
ということで、知りたい方は、本書『コンセプチュアル思考』を読んでみてください。
あわせて読みたい:『本質思考: MIT式課題設定&問題解決』
『本質思考: MIT式課題設定&問題解決』平井 孝志
『本質思考: MIT式課題設定&問題解決』平井 孝志 - ビジネス書をビジネスのチカラに
こちらは、本質思考という思考法ですね。
システム論から、どうやって問題解決していくかという話が書かれています。
こちらも読んでみると、問題解決の参考になりますね。
『コンセプチュアル思考』好川 哲人(著)
コンセプチュアル思考。
他の思考法との違いなども書かれているので、わかるのではないかと思います。
どう考えるか。
なかなか難しい課題ですが、こういう方法もあると知っていると、違ってきますよね。
おすすめ度
★★★★☆
コンセプチュアル思考、という思考法について書かれています。
思考法に興味がある方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
思考法を知りたい方。
ビジネスパーソン。
『コンセプチュアル思考』好川 哲人(著)
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
コンセプチュアルは、本質的であること
本質を捉えていますか?