『コカ・コーラ流 100年企業の問題解決術』
コカ・コーラ流 100年企業の問題解決術 (ハヤカワ・ノンフィクション)
- 作者: デビッド・バトラー,リンダ・ティシュラー,北川知子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
コカ・コーラの問題解決術
コカ・コーラ カンパニーのイノベーション&アントレプレナーシップ担当バイスプレジデントのデビッド・バトラーが著者の一人です。
リンダ・ティシュラー氏は、ファストカンパニー誌のシニアエディターとのことです。
コカ・コーラの「デザイン」による問題解決について書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「勝つために必須のスケールとアジリティを生み出すために、スタートアップや社内チームが使えるもの――それが「デザイン」だ。」(p.18)
企業が勝つために必要な、スケールとアジリティ
規模と迅速さ。
この2つが企業が生き残って、大きくなるためには必要。
そして、この2つを実現するための、デザイン。
本書では、スケールとアジリティを実現するための「デザイン」について書かれています。
Why、How、What
「優れたリーダーや企業は、「何を」、「どのように」成し遂げ、「なぜ」成功するのか。」(p.51)
「WHYから始めよ」
『WHYから始めよ!』が紹介されています。
『WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う』サイモン・シネック(著):ビジネス書の書評・知識をチカラに
目的、なぜから始める。
そして、どのように(How)と何を(What)を考える。
本書でも、スケールとアジリティについて、この3つで考えています。
問題解決も、Whyから始めて、HowとWhatを考える。
同様なのですよね。
▼取り入れたいと思ったこと
「「スケール」とは、質や利益を損なわずに量を増やす能力である。」(p.61)
量を増やす。しかも、質や利益を損なわずに。
これが、スケールアップするということだということです。
これができるようにどうするか、ということも書かれています。
▼ あわせて読みたい ▼
『こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる』魚谷雅彦(著):知識をチカラに
こちらは、コカ・コーラのマーケティングについて書かれています。
コカ・コーラのマーケティングに興味がある方は、こちらもどうぞ。
コカ・コーラ流 100年企業の問題解決術
コカ・コーラの問題解決術について書かれています。
問題解決をデザインする。
デザインで、問題解決していく方法がわかります。
コカ・コーラの問題解決に興味がある方が読まれると、参考になると思います。
読んでみてください。
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
▼ おすすめしたい方 ▼
企業の問題解決について考えたい方。
経営者。
★『コカ・コーラ流 100年企業の問題解決術』
デビッド・バトラー,リンダ・ティシュラー
★【今日の「ビジネス書をチカラに!」】
スケールとアジリティを実現するためのデザイン
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