『カール教授のビジネス集中講義 金融・ファイナンス』平野敦士カール
金融・ファイナンス
金融・ファイナンスの知識は、そういう仕事に関わっていないと、なかなか身につきにくいものではないでしょうか。
本書は、カール教授のビジネス集中講義シリーズの、「金融・ファイナンス」です。
元興銀の平野敦士カール氏が、金融・ファイナンスの用語などについて書かれています。
ここに注目・言葉・名言
会計(Accounting)とファイナンス(Finance)の違い
「会計は企業の事業活動を帳簿に記録していくことで企業の売上や経費、その差である利益などを決算書などで明らかにするものです。決算書とは具体的には、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフローなどです。つまり、会計は過去の業績を扱います。」(p.015)
「一方ファイナンスは、財務とも呼ばれ、キャッシュ(現金)の動きに着眼するものです。企業の資金調達と調達した資金をいかに運用するか、そして最終的に企業の価値を高めることを目的とするものです。すなわちファイナンスは未来を扱うものです。」(p.015〜016)
会計は過去、ファイナンスは未来を扱う
会計とファイナンス。
わかりにくいというか、どういうことを扱っているかを知らないと、よくわからないですよね。
会計は利益などの過去のこと、ファイナンスはキャッシュで未来のこと、というのが基本ということですね。
財務諸表とは
「財務諸表とは、企業が決算期に作成する会計データのことです。具体的には「貸借対照表(B/S)」「損益計算書(P/L)」「キャッシュフロー計算書(C/S)」で、「財務三表」と総称します。「決算書」も同じ意味の言葉と考えてよいでしょう。」(p.038)
財務三表
多くの人は、決算書という言葉を聞いたことはあるのではないでしょうか。
それは、財務諸表とも呼ばれます。そして、財務三表とも言いますね。
決算書が読めるようになると、経営の基本的なところがわかるようになると言われていたりします。
このあたりは知っておきたいですね。
取り入れたいと思ったこと
金融工学についても紹介されています。
このあたりも知っておくと、金融に強くなっていけそうに思います。
わたしも、よくわからないので、もう少し知っておくと良いかなと思いました。
あわせて読みたい
『ダンゼン得する いちばんわかりやすい 創業融資と補助金を引き出す本』原 尚美
創業融資と補助金についてわかりやすく書かれています。 とくにこれから創業したい方が読んでおくと、融資について参考になります。 起業したい方が読まれると良いですね。
『ダンゼン得する いちばんわかりやすい 創業融資と補助金を引き出す本』 - ビジネス書をビジネスのチカラに
こちらは、創業時の融資や、補助金をもらうための方法について書かれている本です。
融資や補助金を知りたい方は、こちらも合わせて読んでみてください。
『カール教授のビジネス集中講義 金融・ファイナンス』平野敦士カール
金融・ファイナンス。
なんとなくむずかしい感じがしますよね。
本書では、金融・ファイナンスの基本的な用語などが紹介されています。
金融・ファイナンスの基本を知りたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめ度
★★★★☆
「カール教授のビジネス集中講義」シリーズの1冊です。
本書では、金融・ファイナンスの基本的な用語などが紹介されています。
金融・ファイナンスの基本を知りたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
金融・ファイナンスの用語などを知りたい方。
ビジネスパーソン。
『カール教授のビジネス集中講義 金融・ファイナンス』平野敦士カール
今日の「ビジネス書をチカラに!」
会計は過去、ファイナンスは未来を扱う
⇒ 金融・ファイナンスの用語などを知っていますか?