相手を「すぐやる人」にするためのコツについて書かれています。
これらを行なっても、結局、相手が動くかどうかは相手次第ですが、知らないより知っていると、こちらができることは増えると思います。
- 『感情的にならず相手を「すぐやる人」にする34のコツ』大平信孝
- 『感情的にならず相手を「すぐやる人」にする34のコツ』のここに注目
- 「口先だけで動かない人には、「メリット」を提示する」
- 取り入れたいと思ったこと
- あわせて読みたい
- 『感情的にならず相手を「すぐやる人」にする34のコツ』
- 今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
『感情的にならず相手を「すぐやる人」にする34のコツ』大平信孝
目次
第1章 相手との信頼関係が劇的に深まる! コミュニケーションの技術
第2章 「あとでやります」がなくなる! 指示の出し方・頼み方
第3章 相手が動ける状態をつくる! 環境の整え方
第4章 相手が「言わなくても動ける人」に変わる! 自信の植えつけ方
第5章 相手を成長と自立に導く! 夢・目標実現サポートのコツ
巻末付録 相手を「すぐやる人」に変える! 「週1ノート」活用法
『感情的にならず相手を「すぐやる人」にする34のコツ』のここに注目
「簡単なお願いをなかなかやってくれないときは、「いつだったらできそう?」を付け加える」
「たとえ簡単にできることでも、こちらから一方的にお願いすると、「高圧的」「無理強い」と受けとられて、かえって反発されてしまうことがあります。さらに、いつも一方的に指示やお願いばかりしていると、相手の主体性や自律性が徐々に失われるだけでなく、おたがいの信頼関係も崩れてしまうことがあります。とはいえ、やってほしいことを伝えなければ、「すべて自分でやる」「相手が着手するまで、ひたすら自分だけがガマンする」ことになってしまいます。
では、こんなときどうしたらいいのでしょうか。
結論から言うと、いつも通りお願いしてOKです。
ただ、会話を終える前に、次の一文を付け加えてください。
「いつだったらできそう?」」(p.54-56)
「いつだったらできそう?」
簡単なお願いをしたい。
しかし、なかなかやってくれない。
そういうことはありますよね。
そんな時は、いつだったらできそう?と聞いてみると良いということです。
これで、いつやるかを相手に決めてもらって、やってもらえたら良いですよね。
やらないとしたら、やるって言っていたのにという話にはなりますが。
「口先だけで動かない人には、「メリット」を提示する」
「メリットとデメリットを明確にしたうえで、デメリットを最小化するサポートをしましょう。たとえば、いきなり「友達になろう」と声をかけるのは、ハードルが高いから、「明日の朝、ひと言あいさつをしてみることから始めてみようなどとアドバイスすれば、相手が動ける可能性が高まります。
また、「担当したい仕事があるのに挑戦しようとしない」という場合であれば、メリットは、「やりたい仕事ができる」になりますが、デメリットはあまりありません。
では、なぜ動けないのでしょうか。原因は、メリットが具体的でないので「快追求」の行動スイッチが入らないことです。ですから、その仕事をすることで得られるスキル、経験、人脈などメリットを具体化するサポートをすれば、挑戦できるようになります。
このように、相手が口先ばかりで動かないときはメリットとデメリットを具体化し、「快追求」の行動スイッチを入れる、もしくは「不快回避」の行動スイッチをオフにするためのサポートをすれば、相手もスムーズに動くことができます。」
(p.127)
メリットを大きく、デメリットを小さく
メリットが大きく、デメリットが小さければ、動きやすいですよね。
なので、小さいできることなどからサポートしてやっていく、動けるようにしていく。
これは、自分でも同じでしょうし、他人の場合も同じですね。
メリットを大きく、デメリットを小さく。
ここを意識すると、行動しやすくなりますね。
取り入れたいと思ったこと
「他人の都合で人は動かない。自分都合の目標を立ててもらおう」(p.216)
ということで、人は、基本的には自分のために動きます。
なので、自分のための目標や欲望を持つことで、動くようになります。
他人を動かすと考えないで、人はその人の目標や欲望で動くと考えると、違ってきますよね。
あわせて読みたい
こちらは、すぐやる人になるコツが、37個紹介されています。
すぐ動けるようになりたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
『感情的にならず相手を「すぐやる人」にする34のコツ』
おすすめ度
★★★★☆
相手を「すぐやる人」にするコツが紹介されています。
これらを行なっても、結局、相手が動くかどうかは相手次第ですが、知っていると、こちらができることは増えると思います。
おすすめしたい方
ビジネスパーソン。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
「いつだったらできそう?」と頼んでみる
いつだったらできそう?」と言ってみる