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『年収は「住むところ」で決まる』エンリコ・モレッティ


『年収は「住むところ」で決まる』エンリコ・モレッティ

年収は「住むところ」で決まる  雇用とイノベーションの都市経済学

年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学

  • 作者: エンリコ・モレッティ,安田洋祐(解説),池村千秋
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2014/04/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (7件) を見る
 

年収を決めるもの

 年収は、いろいろな要素で決まりますよね。

 本書では、年収や働き方などと住んでいるところとの関係を書かれています。


▼ ここに注目 ▼

 「結局、人間にしかできない仕事が残る」(p.059)

 「新しいテクノロジーが登場すると、多くの場合、高い技能の持ち主が有利になる一方、中程度の技能をもつ人に適した職の多くが消滅し、技能レベルの低い人たちの雇用にはそもそも影響が及ばない。」

中程度の技能の職が減っていく


 テクノロジーが登場すると、たいてい反復的にできる仕事が減るということです。

 人間にしかできない仕事、クリエイティブな仕事が残るとのこと。

 そこそこの仕事は減っていくということなのでしょう。

 

上位都市の高卒者は下位都市の大卒者よりも年収が高い


 「教育レベルの高い住民が多いと、地域経済のあり方が根本から変わる。住民が就くことのできる仕事の種類が増え、労働者全体の生産性も向上する。その結果、高学歴の働き手だけでなく、学歴の低い人の給料も高くなる。」(p.124)

ある産業が発展すると、波及効果がある

 これはアメリカの例で話が出てきていますが、ある産業がある都市で発展すると、波及効果があって、その地域の給料があがるという話です。

 シリコンバレーなどがその例としてあげられています。

 今後もその傾向はあるでしょう。

 ただ、高度になっていくと、地域にあまり大きな波及効果がなくなっていくということもあるような気もします。


▼思ったこと

 新しいイノベーション、産業ができると、その周辺も経済的に潤う。

 そういうことはありますから、イノベーションの大切さがわかります。

 新しい価値あることを生み出す。

 その周辺は、給料が高くなるということです。物価も高くなる傾向がある
 ので、豊かかどうかはまた違うと思いますが。

年収は「住むところ」で決まる


 年収や仕事について書かれています。

 これからの働き方や仕事について考えたい方が読まれると、参考になると思います。

 仕事と年収について考えたい方は読んでみてください。



 ▼ あわせて読みたい ▼

  『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』
  リンダ・グラットン(著)

ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>

ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>

 


 ▼ おすすめ度 ▼

   ★★★★☆(★4.3)


 ▼ おすすめしたい方 ▼

   年収や仕事について考えたい方。
   ビジネスパーソン。


 ★『年収は「住むところ」で決まる』エンリコ・モレッティ

年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学

年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学

 



★【今日の「本をチカラに!」

   上位都市の高卒者は下位都市の大卒者よりも年収が高い

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