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『ロバート・ライシュ 格差と民主主義 』ロバート・B. ライシュ


『ロバート・ライシュ 格差と民主主義 』ロバート・B. ライシュ

ロバート・ライシュ 格差と民主主義

ロバート・ライシュ 格差と民主主義

  • 作者: ロバート・B.ライシュ,Robert B. Reich,雨宮寛,今井章子
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 単行本
 

■格差と民主主義

クリントン政権の労働長官、オバマ大統領のアドバイザー、元ハーバード大学教授のロバート・ライシュ氏の著書です。

アメリカの格差と民主主義について書かれています。


▼ ここに注目 ▼

「経済は誰のためにあるのかという根源的な問題が浮かび上がる。ごく少数の
ウォール街の役員やトレーダーのためでも、ひと握りのヘッジファンドや
プライベートエクイティファンドのマネジャーのためでも、大企業やそのCEO
たちのためでもないことは確かだ。」(p.103)

経済は誰のためにあるか?

経済は誰のためにあるか?

日本語の「経済」は、経世済民の略と言われるので、民にあるというのはわかります。

アメリカだとどうなのでしょうか。

経済は民のためというのは、あまり共有されていないのでしょうか。

法人税を下げれば、景気が活性化する?

「嘘その二:法人税を下げれば、企業は雇用を創出し景気も活性化する。
 これも誤り。企業は減税など必要としていない。前にも言ったように、GEなど多くの企業は税法をうまく利用して、まったく税金を払っていない。それに、大企業や中規模企業は、非常に低い金利で融資を受けられる。」
                            (p.144)

企業は、あまり税金を払っていない

アメリカの大企業は、あまり税金を払っていないということです。

もしこれが事実であるなら、法人税を下げても、企業はあまり雇用創出には動かないでしょう。

消費者にお金がないことが問題。

このあとの文章で、そう書かれています。

消費者にお金が回るようにしたほうが、やはり良いのでしょう。


▼思ったこと

アメリカの話なので、日本とは違うところもあるでしょう。

アメリカでは、政治システムによって、「お金持ち」に有利なように政策が作られて、かなり優遇されている、そういうところが垣間見られます。

「民主主義」というかアメリカの政治のシステムが、格差を作り出せるようなものになっている。

そういうところがあるというのがわかります。

ロバート・ライシュ 格差と民主主義

格差と民主主義。

アメリカでの、格差と民主主義について書かれています。

経済と政治システムの話として、興味深く読むことができます。

アメリカの格差と民主主義について知りたい方が読まれると、参考になると思います。

 

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▼ おすすめ度 ▼

  ★★★★☆

 

▼ おすすめしたい方 ▼

  アメリカの格差と民主主義について知りたい方。
  ビジネスパーソン。


★『ロバート・ライシュ 格差と民主主義 』ロバート・B. ライシュ

ロバート・ライシュ 格差と民主主義

ロバート・ライシュ 格差と民主主義

  • 作者: ロバート・B.ライシュ,Robert B. Reich,雨宮寛,今井章子
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 単行本
 

 

★【今日の「本をチカラに!」】

   経済は誰のためにあるか?

 ⇒ 経済は誰のためにあるか?