『意思決定トレーニング』 印南 一路
意思決定
意思決定。
適切な意思決定は、簡単なことではないのではないでしょうか。
本書『意思決定トレーニング』では、意思決定をするための考え方やトレーニングについて書かれています。
▼ ここに注目 ▼
標準的な意思決定の方法
「1・メタ意思決定(重要性、緊急性、必要性、精密性)
2・問題設定(どのように問題を設定するか)
3・選択肢の発見・生成(どこまで情報を集め行動するか)
4・選択肢の評価(評価基準をどう選ぶか、どう評価するか)
5・選択(選択肢の選択、決定ルールをどう選ぶか)」(p.064)
基本的な意思決定のステップ
意思決定をするときに、基本としては上記のような5つのステップを踏むということです。
それぞれに考えると良い点が本書では書かれています。
どれを選んでも大差がないようなことでは、こういうステップも無意識で行っても良いでしょう。
しかし、高価な買い物や就職など重要なことでは、意識して行ったほうが良い選択ができるはずです。
基準を求める
「求めるべきは直接的な答えではなく、どういう選び方をすればよいのかという基準であるべきです。直接的な答えは、人それぞれ違うので、違って当然ですが、選ぶ基準の方はある程度共通している可能性がありますし、自分が選ぶ際の参考になる部分が多いからです。」(p.045)
選ぶ基準を見つける
選ぶ時には、判断基準、何を選択の基準にするかがあるでしょう。
個人で決める場合は、それは明確でなくても良いかもしれません。
しかし、複数の人が意思決定に関わっている場合は、そうも行かないでしょうし、明らかになっていたほうが、相談や意思決定もしやすいです。
そういう意味でも、上記のようなステップを経て、選択基準を見つけて、選択したいものです。
▼取り入れたいと思ったこと
決定ルールを使い分けることが大切ということです。
本書では、いろいろな方法が紹介されています。
何を選びたいのかということに合わせて、決定ルールを選ぶ。
こういうことの大切さがわかります。
まずは、意思決定の方法を知っておくと、決定ルールを選びやすいですね。
意思決定トレーニング
本書では、意思決定の方法や考え方について書かれています。
事例などともに意思決定の方法を知ることができます。
意思決定の方法を知りたい方が読まれると、参考になると思います。
▼ あわせて読みたい ▼
『決断力と行動力が覚醒するインバスケット集中講義』鳥原隆志(著)
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
▼ おすすめしたい方 ▼
意思決定の方法を知りたい方。
ビジネスパーソン。
★『意思決定トレーニング』 印南 一路
★【今日の「本をチカラに!」
標準的な意思決定の方法
1・メタ意思決定(重要性、緊急性、必要性、精密性)
2・問題設定(どのように問題を設定するか)
3・選択肢の発見・生成(どこまで情報を集め行動するか)
4・選択肢の評価(評価基準をどう選ぶか、どう評価するか)
5・選択(選択肢の選択、決定ルールをどう選ぶか)
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